AcerがCopilot+ PCやAI翻訳イヤホンなどをCOMPUTEXに先駆けて発表
2025年05月17日 23時46分更新
Acerは台湾・台北で5月20日から開催されるCOMPUTEX 2025に関連し、メディア向けイベント「Acerメディアラウンジ」を5月17日・18日にオープン。AI機能の搭載を拡大したPC製品群をはじめ、ウェアラブルデバイス、e-モビリティ製品などコンシューマー向けからクリエイター・ゲーマー向けなど幅広いカテゴリー群を紹介した。
Swiftシリーズ
プレミアム薄型軽量ノートパソコン「Swift Edge 14 AI」は、最新のインテルCore Ultra 9プロセッサーを搭載し、Copilot+ PCとして位置づけられている。約0.99kgのマグネシウム・アルミニウム合金製筐体を採用し、14インチ3K OLEDディスプレーはCorning Gorilla Matte Pro表面処理により反射を軽減。最大32GB LPDDR5Xメモリー、最大1TB PCIe Gen 4ストレージを搭載し、最大21時間のバッテリー駆動が可能だ。Thunderbolt 4ポートを2基含む複数の接続ポートを備える。
日常使い向けの「Swift Go 16 AI」および「Swift Go 14 AI」は、インテルCore Ultraプロセッサーを搭載したCopilot+ PCモデルであり、Qualcomm製やAMD製CPU搭載モデルも用意されている。最大32GB LPDDR5Xメモリー、最大2TB PCIe Gen 4 NVMe SSDを搭載可能。約16時間のウェブブラウジングが可能なバッテリー性能もポイントのひとつ。強化されたMulti-Control Touchpadは、メディアやビデオ通話の操作に対応する。
16インチモデルは最大2K OLED、14インチモデルはWUXGA OLEDディスプレーを選択可能で、どちらもDCI-P3 100%色域をサポートする。これらは持続可能な取り組みとして、再生プラスチックの使用や100%再生可能な梱包材を採用している。
「Swift X 14 AI」は、クリエイター向けに位置づけられたCopilot+ PC。AMD Ryzen AI 300 シリーズプロセッサー(最大Ryzen AI 9 365)を搭載し、オンデバイスでのAIワークロードに対応。NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPUも搭載されており、AIアクセラレーションを活用したライブストリーミングやビデオ編集、3Dレンダリングなどを強化し、NVIDIA Studio認定済みのモデルだ。
ディスプレーは14.5インチ 3K OLED WQXGA+(2880x1800)で、Calman-verified認証およびDCI-P3 100%対応により、高い色精度を提供。タッチ対応のGorilla Glassを採用している。大型のハプティックタッチパッドはMPP 2.5スタイラスに対応しており、ペンでの操作が可能なのもポイント。
Aspireシリーズ
「Aspire AIシリーズ」は、Copilot+ PCとして拡充され、14インチおよび16インチモデルで、インテルCore Ultra(Series 2)、AMD Ryzen AI 300シリーズ、Snapdragon Xプロセッサーを搭載したモデルがあり、いずれもAI機能を強化。RecallやClick to DoなどのCopilot+ PC機能に加え、Acer独自のAIアプリケーション群(AcerSense、Acer LiveArt 2.0、Acer PurifiedView 2.0、Acer PurifiedVoice 2.0)を備える。
薄型軽量のアルミニウム筐体で、180度開閉ヒンジを採用し、長時間のバッテリーライフを提供。最大120Hzのリフレッシュレートを持つスリムベゼルディスプレーを搭載し、タッチスクリーンモデルも選択可能だ。主なスペックは最大32GB LPDDR5Xメモリー、1TB PCIe Gen4ストレージ、Wi-Fi 7およびBluetooth 5.4を備える。また、USB Type-C、USB Type-A、HDMI 2.1、MicroSDカードスロットなどの豊富なI/Oポートを装備している。
