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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第919回

透けて光るスマホ「Nothing Phone (3a)」で猫が楽しく撮れる

2025年05月09日 12時00分更新

文● 荻窪 圭/猫写真家 編集●ASCII

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Nothing

顎を撫でたら気持ちよさそうな顔をしたので、そのまま右手に持ったPhone(3a)でパシャリ。色もきれいで毛のディテールもばっちり。2025年4月 Nothing Phone (3a)

デザインがカッコイイスマホ「Nothing Phone (3a)」
猫はこのピカピカに反応するのか?

 2025年、春の新製品で猫を撮ろうシリーズ、実はもうちょっと続きます。いっぱい出てくれてありがたや。

 今回はスマホ。イギリス生まれのおしゃれで透けてて光るスマホ「Nothing Phone」。最新モデルの「Nothing Phone (3a)」。カメラ部を囲むようなLEDはいつも光ってるわけじゃなくて、わざと光らせて撮影しています。

Nothing

カメラを囲むように3つのLEDが光るうえに、ボディーはスケルトンってのがNothing Phoneの特徴。デザイン重視のミドルクラス機だけどトリプルカメラなのだ

 光ったまま撮ることもできるけど、フラッシュ代わりに使えるほど明るくはないので、通知用ですな。電話がかかってきたときなど光って教えてくれるのです。でもやってみたいよね、ってことでLEDライト(Glyph)をつけてうちの猫を撮ってみた。瞳の中に3本の光が写ってるのがわかる。そう明るくはないのであまり嫌がらずに撮らせてくれてありがたや。

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瞳の中に3本のLEDが光ってるのが見える。照明用というよりは、瞳に映るキャッチライト的に使うと楽しい。2025年5月 Nothing Phone (3a)

 ついでに伸びー。

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伸びる姿がうちの猫のチャームポイントなのでつい。室内だとシャッタースピードが落ちるのでブレてるけど、それもダイナミズムってことで。2025年5月 Nothing Phone (3a)

 Nothin Phoneの特徴はなんだかんだいってデザインなのだけど、今回はミドルクラスながらカメラも充実ってことで、この連載で取り上げることにしたのだ。超広角、広角(24mm)、2x望遠(50mm)という構成で、猫を撮るには2x望遠カメラがついてるのがありがたい。

 何はともあれ保護猫シェルターQUEUEで猫撮影。スマホの特権ってことで、左手で撫でながら右手で撮る。冒頭写真がそれだ。さらに左手の指でちょっかい出しつつ片手撮り。

Nothing

逆光だったけど、HDRが仕事をしてくれていい感じの瞬間が撮れた。指を出すと匂いを嗅ぎにくるのは猫のサガだ。2025年4月 Nothing Phone (3a)

 しかも、結構寄れるので飼い猫撮りにいい。

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どこまで寄れるかなとお昼寝猫に近づいてみたら、けっこうイケた。寝てる猫はヤバい。2025年4月 Nothing Phone (3a)

 午後の陽射しが気持ちいい季節なので、わざわざ日があたる椅子の上に座ってくつろいでる姿も。

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このチャトラは日向でくつろぐのが好きなのだった。カメラ的にはとてもありがたいのだ。2025年4月 Nothing Phone (3a)

 続いて2x望遠へといこう。猫を撮るときは2xが活躍するのだ。キリっとして、いい写りを見せてくれる。

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お昼寝してる姿を撮ろうと思ったら「なんだなんだ?」という顔でやってきたキジトラ。2025年4月 Nothing Phone (3a)

 遊んでる猫を撮るときも2xくらいが丁度いい。このときいたお客さんが、おもちゃを使って猫と遊ぼうとしてたので、それを横から。

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獲物を狙うとき、ちょっと隠れたところで待つのが猫。目線はおもちゃを向いてないけど、まあそういうこともある。2025年4月 Nothing Phone (3a)

 この2x望遠カメラは5000万画素なので、その中央部だけを使った4x望遠(100mm相当)も使える。 なんか目の前で動いてるヤツがいるけど、さてどうしようかな……、と思ってるシロキジの向こうで、じっと狙ってる真剣な顔のハチワレって構図が楽しい。

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トンネルの中から出てきたおもちゃをじっと見つめてるその向こうで……狙ってるヤツがいる!2025年4月 Nothing Phone (3a)

 これ以上の望遠にもできたけど、猫を撮るなら100mmくらいで抑えておくのが賢明かな。

 室内で飛んだり跳ねたりする猫をピシッと捉えるのは苦手だけど、目立つ見た目とミドルレンジの価格帯でありながら、カメラもAI系の機能も充実してて、ちょっとほかの人とは違うAndroidスマホをって人にオススメ。スマホカメラは撮ってて楽しいのが一番!

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筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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