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前モデルPx7 S2eから何が変わった? 上位モデルとの比較も

この音、もう“オーディオ好き”だけのものじゃない。毎日の音楽が楽しくなる「B&W Px7 S3」

2025年05月13日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

提供: ディーアンドエムホールディングス

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Bowers & Wilkinsを知っていますか?

 世の中に数多ある人気ヘッドホンブランド。

 そんな中、いま着実に存在感を高め、こだわる大人からの支持を得ているのが「Bowers & Wilkins(バウワース・アンド・ウィルキンズ)」である。

 あなたは、Bowers & Wilkinsというブランドを知っているだろうか?

ハイエンド志向の通が選ぶ、Bowers & Wilkinsという選択

 英国生まれのこのブランドは、オーディオファンであれば必ず知っている名門。

 長年、高級スピーカーの分野で名を馳せているが、ここ15年ほどのあいだに、ヘッドホン市場でも確かな支持を獲得している。「オーディオ通好みのブランド」から、いまや「音質とデザインでヘッドホンを選ぶ人の有力な候補」に変わりつつあるのだ。

 その理由は、徹底した本物志向。ハイエンドなブランドならではの緻密に計算され、音に対する哲学を感じる音作りと、それを支える確実な技術が刺さる人にとって、Bowers & Wilkinsは、買わずにいられなくなる魅力がある。

最新モデル「Px7 S3」は、振動板以外のすべてを刷新した意欲作

2025年4月発売のBowers & Wilkins「Px7 S3」

 この記事で取り上げるのは、2025年4月発売の「Px7 S3」だ。前モデル「Px7 S2e」の後継で、製品名からはマイナーチェンジを思わせるが、進化の内容は単なるマイナーチェンジにはとどまっていない。

 使用しているバイオセルロース振動板こそ共通だが、それ以外は、外部構造からチューニングまで大きく刷新されている。

大口径のバイオセルロース振動板を搭載

 価格は8000円ほど上昇し、実勢価格でおよそ68000円前後。しかし音質の向上はそれ以上に感じられる仕上がりで、担当者の言葉を借りれば、「最上位のPx8にも匹敵する」完成度だという。

 Px 7S3を聴いた印象は「全体的にはBowers & Wilkinsらしい緻密な音作りを感じさせるが、よりモダンで、オールジャンルに対応できる音」だ。

右がPx7 S3。ハウジングの質感も向上している

 前モデルPx7 S2eと比較すると、チューニングが変わった影響か、響き方がダイレクトになった。そして上位モデルPx8と比較すると、ディティールの表現は確かにPx8に軍配が上がるのだが、ダイレクトに鳴る分、低音の濃密さや迫力では、Px7 S3が優っているように思える。

 位置付けとしてはPx8がハイエンド、Px7 S3がミドルということにはなるのだが、好みで選んでもいいくらい、“Px7 S3だけの”魅力を持ったサウンドだ。

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