企業ブログ記事を作成する
ここでは架空のテック企業が運営するブログ記事の作成を想定してCursorの活用方を見ていく。
アクセスを期待しない個人ブログであれば好きなときに好きなことを自分自身の言葉で書けばいいだけだが、仕事として「企業ブログ」や「オウンドメディア」を運営している場合はもちろんそうはいかない。こうした公式メディアはSEO対策や読者のニーズを把握し、質の高いコンテンツを効率的に作り続けなければならない。つまり「内容のある記事を頻繁に出す」必要があるからだ。
STEP1:トレンドと需要の分析
まずはAIを使って業界トレンドおよび需要の分析をして記事のネタを探してみることにしよう。
Cursorを起動したら新しいファイルを作成し、右側のAIパネルを表示する。もし、AIパネルがない場合は画面右上のアイコンをクリックすればよい。
AIパネルを使う際には、通常の質問などに使用する「Ask」、高度な推論ができる「Agent」、特定部分の編集ができる「Manual」の3つのモードのどれかを選ぶ必要がある。通常は「Ask」でOK。
さらに使用するLLMを選ぶことが可能。ここでは最新の「Claude-3.7-Sonnet」を選択する。
ただし、無料版では月に50回しかAIモデルを使用することができないうえに、反応速度も制限されていることに注意しよう。
20米ドル(およそ3000円)/月の「Pro」プランにサブスクライブすることで500回/月の高速利用が可能になる。また、それ以上の利用も「Usage-based pricing(利用ベース料金)」で可能になる。
準備ができたら下記のプロンプトを入力し、「Send」ボタンをクリック。
プロンプト:AI開発ツールに関する最近のトレンドと、企業が関心を持っている点を教えてください
すると、AI(ここではClaude-3.7-Sonnet)がいくつかネタを出してくれたようだ。
もちろん質問内容は書きたい記事の種類によって異なるが、広範囲な学習がされている最新の高性能LLMが利用できるので、ほとんどの業界に対応できるだろう。

この連載の記事
-
第32回
AI
文章術としてのCursor入門 -
第31回
AI
完全無料!話題のDeepSeek R1をローカルで動かしてみた。MacやスマホでもOK! -
第30回
AI
グーグルAI「Gemini」 無料版と有料版の使い方を徹底解説 -
第29回
AI
動画生成AI、無料プランでも使い倒せば月200本作れます サービス同士の違いも比較しました→Runway、Pika、Hailuo、Kling、Luma、Kaiber、PixVerse -
第28回
AI
あなたの作業を超効率化する、すごいAIサービス10選【2024年最新版】 -
第27回
AI
ChatGPT「canvas」使い方と、Claude「Artifacts」との違いを解説 文章作成やコーディングがスイスイできます -
第26回
AI
プレゼン資料が一発で出せると話題 AIツール「v0」の使い方 -
第25回
AI
チャットAI「Claude」すごい新機能「Artifacts」の使い方、全部教えます -
第24回
AI
めちゃ便利になった 無料版「ChatGPT」新機能の使い方まとめ【最新版】 -
第23回
AI
最新の生成AI使うなら「Perplexity Pro」がお得です - この連載の一覧へ